2015.7.30
海上に浮かべる浮体式洋上発電設備として世界最大の「ふくしま新風」が7月28日(火)に小名浜港を出航し、7月29日(水)の早朝に実証海域に到着しました。
「ふくしま新風」は発電能力が7MWの超大型風車を備えており、すでに第1期で運転を開始した2MWの「ふくしま未来」の3.5倍の発電能力を有します。海面からローター中心までの高さは105メートル、風車の最高到達点は188.5メートルに達します。
この巨大な設備を小名浜港から実証海域までの洋上を移動するために、前方3隻の主曳船で引っ張り、後方2隻の補助曳船でバランスを維持します。さらに前後2隻の警戒船で周辺の警戒を行い、船団の全長は最長1000メートルにもなります。
今後、浮体に係留チェーンを繋ぐ作業に入り、8月中旬に係留作業を完了し、8月下旬から第1期で建設した変電所「ふくしま絆」まで海底ケーブルを敷設・埋設する作業を開始する予定です。