2019.11.11
第8回ふくしま再生可能エネルギー産業フェア(以下産業フェア2019)が、福島県郡山市ビッグパレットで2019年10月30日から31日まで開催されました。主催者の発表によりますと、2日間全体で6,858人が来場しました。
福島洋上風力コンソーシアムは、世界初の浮体式洋上ウィンドファームの実証研究事業を広く国内外の方に紹介するために出展しました。福島洋上風力コンソーシアム展示ブースには2日間で約1,300人の方が来場しました。
福島洋上風力コンソーシアム展示ブースでは大型ディスプレイを配置し、浮体式洋上ウィンドファームの動画、施工記録映像及び風車の発電映像を放映すると共に、実証事業の全景写真、ライザーケーブルと中間ブイセットの実物模型及びパネル展示を行いました。また新たにホームページに公開した研究論文の一覧表とコピーを展示しました。
来場者の方から今後の実証事業の予定について多くの質問がありました。2020年度末まで2MW及び5MW風車の実証研究事業を継続するとともに、事業化に向けた検証を行うこと、また7MW風車については、2019年度中に撤去工法を検討し、2020年度撤去のための実証実験を行う予定であることを説明しました。また風力関係会社の新入社員、大学生及び高校生を初めとして若い方々も多く来場し、着底式と浮体式の違い、洋上風力発電の送電の仕組み及び設計プロセス等についての質問がありました。パンフレット及び研究論文を見せながら説明し、理解してもらいました。
今年の産業フェア風力ゾーンには、阿武隈エリアを初めとした福島県各地での大規模風力事業が進捗していることもあり、GE社及びシーメンス・ガメサ社等の大手風車メーカーが新規に出展しました。また福島県の主催により、地元再生可能エネルギー関連企業が高校生を対象とした地域人材の育成及び雇用の促進のための事業紹介セミナーが開催され、多くの高校生が参加しました。地元においても再生可能エネルギーへの関心が大変高まっていることを感じました。